結城市立結城東中学校Yukihigashi Jr. High School

　青くてきれいな花で、春の訪れを感じる植物ですが、明治の初めにヨーロッパから日本に伝わってきた帰化植物です。名前の由来は、日本在来のイヌノフグリに似ていて、実の形が雄犬のフグリ(陰嚢)に似ているので、オオイヌノフグリと呼ばれるようになったという説もあります。

　ハコベは、春の七草のはこべらと呼ばれる植物です。柔らかい草質から、ニワトリや小鳥のえさとしてよく知られています。写真を見てください。花弁（花びら）は何枚だと思いますか？10枚に見える花弁ですが、１枚がウサギの耳のように２つに分かれているので、実は花弁は５枚なんです。興味をもった人は、今度観察してみてください。

　春の七草といえば、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろです。1月7日に七草がゆを食べた人も、多いのではないでしょうか。
　そのうちの1つであるナズナは、実が三味線のバチににていることからぺんぺん草ともいわれ、４枚の白い花弁を付けた花が身のまわりで咲き出しました。春の訪れを感じる花です。