校長室

『関東平野の筑波山』

先日の茨城新聞のコラムに「茨城では筑波山の角度を見て現在地が分かる」との言葉が紹介されていました。確かに,筑波山は方角によって様々に表情を変えることは,皆さんもご承知の通りかと思います。それだけ筑波山は茨城県民にとって「ランドマーク」的な存在だということです。しかし,「関東平野の筑波山」という言葉を聞いたことがあります。「他に高い山がないから素晴らしい山と思われている」という意味で,あんまりいい意味ではないようです。筑波山を愛する茨城県民として,この言葉をどう受け止めるかは,人それぞれかと思いますが,私は「自分(結城南中学校)が一番素晴らしいと思わないで,常に謙虚な気持ちで努力しなさい」という意味に解釈しています。
 現在,結城南中学校は生徒と職員の努力,そして保護者の皆様や地域の皆様のご支援により,素晴らしい学校になっています。今後も職員一同謙虚な気持ちで努力し,関東一ではなく日本一素晴らしい結城南中学校にしていく覚悟でおります。平成29年度も後半戦に入りました。今後ともご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。(でも私は個人的に,結城南中学校の屋上東端から見る筑波山が一番気に入っています。)

結城市立結城南中学校長 黒田 光浩