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校長室

名づけられた葉

 「何千何万のポプラの葉はどれも同じ名だけど 人には固有の名がある だからわたし考えなければならない 誰のまねでもない葉脈の走らせ方を 刻みのいれ方を」

これは,結城市の名誉市民でもある詩人 新川和江さんの「名づけられた葉」という詩の一節です。私は「誰のまねでもない葉脈の走らせ方」というフレーズが大好きです。退職を間近に控え,自分の人生を振り返ったとき,誰のまねでもない葉脈を走らせることができただろうかと・・・。今,3年生は受験シーズン真っ最中です。どうにもならないもどかしさに,思い悩み苦しんでいる人も多いかと思います。1年生や2年生にしても,中学生特有の悩みをその小さな胸の内にしまい込んでいるのではないでしょうか。固有の名のもとに,葉脈を走らせ刻みを入れることは,中学生にとってはまだ難しい作業かもしれません。しかし,自分の人生を振り返ったときに,その刻みの入った葉脈が,彩りを増して輝いていくように願っています。
 樹木は生命再生の力を冬に蓄え,寒さに耐えるといいます。その試練があってこそ,やがて葉を茂らせ,花を咲かせるものです。結城南中学校の名づけられた葉たちよ,春遠からじ。自分なりの夢に向かって,焦らず,逃げず,着実に!

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